旧中山道歩き    
    
行動日 2016/05/14 歩行時間 7.5Hr
歩行区間 大井宿~細久手宿  歩数 29800歩
 今回の行程ほど思案した処はありませんでした。大井宿~御嵩宿間には鉄道路線が遠く離れているためです。距離にして約32km。高齢者夫婦ではとても一気には歩けません。一番行動を阻害しているのが「軍資金」が無い事、「時間が無い事」でも歩きたいのです。もう半分以上は制覇したのです。挫折はしたくないし、、、。で、決定したのが大奮発、今回のみ新幹線利用で旅籠「大黒屋」で一泊しよう!です。え~!殿様じゃないか??そうです、何年に一回位は殿様になりましょう。という訳でJRの「ジパング倶楽部」に入会しました。入会金は2人で¥6500-位でJR路線が2割、3割引きとなるのです。こんなおいしい方法を使わない手はない、新幹線1回で元が取れました。往復利用で次回からは3割引きになります。では出発です。
8:55JR恵那駅到着です。前回は大井宿から駅まで歩いているのでここから大湫宿へ向けてスタートです。

      JR東海恵那駅
駅を出て中央本線・中央道に沿って歩くがその2か所を跨いで北側に入り槇ケ根一里塚より十三峠越えとなる。ここより美濃街道一番の難所中の難所との事です。しばし里歩きで天気はいいし気分爽快な尾根歩きです。

          十三峠入口
首なし地蔵を過ぎ四谷集会所で休憩です。昼にはまだ早いので歩きだします。みだれ坂・平六坂・紅坂と坂道ばっかり、う~ん今回は登山靴が正解だったか?今回の歩きでここは一里塚が街道の両側にちゃんとテンコ盛であるのです。檜も植わっているんです。残してあるんですね。
処が
ショック今回は一眼レフカメラは重いのでタブレットとし、写真撮りもそれにしようと今まで撮ってましたが突然カメラモードが作動しません、え~!
動かない、状態です。何回やってもダメ!(安いの買った性だ)う~ん又か。


     中央側へ⇒
坂を登っていくと 道に岩盤が露出して面白い割れ方をしている 「ばたん岩」に出る。 花崗岩で玉ねぎ状剥離というのだそうです。ここで昼食タイムとします。

さて一度はぼたん岩からは下りだったのですが、今度は権現山に向けての登りです。昼食後のそれは答えますね、中山道を歩き終えた方がHPで書いているのですが、碓氷峠や和田峠よりも十三峠+琵琶峠の方が累積標高(歩く当日の登り坂の合計)が多いのだそうです。
 十三峠+琵琶峠  1634m
 和田峠 1457m
 碓氷峠 936m

権現山登りは半端ではありませんでした。確かに登り下りが多すぎですが、三十三観音や尻冷やし地蔵を越えてやっと大湫宿に入りました。14:30
           大湫宿(大久手)
和宮歌碑・・・「住み馴れし 都路でて けふいくひ 急ぐと つらき 東路のたび」

          大湫宿本陣跡

琵琶峠の石畳を過ぎ、八瀬沢一里塚を過ぎて街道に「細久手?近道」の標識があり、甘い誘いに乗ってしまう、こちらは東海自然歩道で近道は「北野神社への近道」との事、細久手宿へは遠回りになってしまいました。(又やってしまった!)

    右側へ⇒

廻り道してたどり出たのが弁財天の池です、夏はカキツバタが咲き乱れるそうです。
そして未だ両側に残っている奥ノ田一里塚を過ぎ17:00細久手宿に到着です。7時間半もの歩きでした。



        細久手宿

しばし街中を歩くと右手に大黒屋がありました。「つかれだ~!」ですね。


      今夜泊まる由緒ある大黒屋

本当に日本間のみです。(当たり前でしょうが)どこにいっても日本間です。一階の食事をする一室には外人さん用に床部を凹ました大きい堀こたつ形式のテーブルがありました。畳では座れないでしょうね。

自分達は二階のふすまで遮られた和室です。なんか当時の旅人が泊まった気分になっていましたね。

今回の画像では一部瑞浪市観光協会様のものを使わさせて頂きました。御礼致します。

瑞浪市観光協会HP
http://瑞浪.com/category/kanko/nakasendo/


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